寺西幸人 オフィシャルブログ

中学受験を目指すお母さま方に向けて学校の選び方や見抜き方などセミナーを開催。
「ママが変われば子どもは変わる」をテーマに思春期のお母さまの心を整えて、お子さまのパフォーマンスを高める技法を伝えている。

元私立中学高等学校専任教諭。32年奉職して2022年に引退。
授業を担当した生徒数は1万人を超える。
教育活動とは「体験と経験である」という信念を形にする活動に邁進。
また、長年培った指導方法が教育コーチング技法と重なる部分が多いことに気づき、技法を学びコーチング技術を習得。
学校に足りない「体験と経験」を実践する機会をつくり、当時の勤務校の枠にとらわれず
「ものづくり活動」を多数展開し全国規模の大会を育てる。
不登校生徒の扱いに長けているので、現役時代多くの不登校生徒へ働きかける。
引きこもっている卒業生に仕事を与え就職へと導いた経験などユニークな指導を施した
教諭と並行して2015年カリキュラム株式会社を設立。
首都圏20校以上の私立中学校の広報活動を請け負い、「私立中学校の校風×お子さまの個性」をテーマに各学校の魅力を届けている。
中学受験を目指すお母さま方に向けて学校の選び方や見抜き方などセミナーを開催。
中学入学後、思春期に突入し、親子関係に迷うお母さまに向けて個々のアドバイスやセミナーを開催。
「ママが変われば子どもは変わる」をテーマに思春期のお母さまの心を整えて、お子さまのパフォーマンスを高める技法を伝えている。

中学受験と不登校は紙一重

子育てで

問題がおきる原因の多くは心配と不安です

生まれたばかりの時、散々泣いて、元気なあかちゃんは、幼稚園、小学校、中学生と

年齢を重ねると、一見お行儀がよくなりますが社会的なルールに縛り付けられて

だんだん自我を抑え込んだ生活を余儀なくされます

 

成長期、思春期の葛藤もあり

子ども達は、楽しかった、辛かったり、悲しんだり、嬉しかったりと

未知の経験をしながら

ときには、心配になったり不安に陥ったりします

その時に

不安を解消させてあげられるのは家庭です

 

子ども達は学校が楽しいと言いますが

本来、学校が楽しい場所であるはずありません

大人の方は、学校を良き思い出と記憶されているかもしれませんが

45cm×60cmの机と椅子に1時間目〜6時間目まで

黙って、先生の話におつき合いするには忍耐が必要です

教員時代に、50分の授業を生徒と一緒に参加したことがありますが

大人になったら耐えられません


子ども達は、学校や塾などでストレスをもためて

家路に帰ります

家が安心ができる場所でなければ、メンタルが疲弊します

お子さまの安心とは、お父さま、お母さまの笑顔です

 

承認されて応援されていると感じられていなければ

お子さまの心配や不安を自分の心に植え付けてしまします


お子さまの不安を取り除くのがご家庭の大切な役割でありお母さま、お父さまにしかできないのです

そもそもですが

お母さま、お父さまに心配と不安があったら

お子さまの不安を取り除くことはできません

 

中学受験がこんなに加熱したのは

2000年以降です

それまでは、小学校の5年生の終わり頃までに入塾すればなんとなりました

この20年小学校4年生ぐらいから入塾するようになり

お子さまの塾通いの期間が長くなりました


中学受験を目指して、一生懸命勉強に取り組んでいたいのに

小学校6年生ぐらいになってからお子さまが潰れてしまうケースがとても増えたと感じます

昔は、入塾期間が1年ちょっとだったので

お子さまが潰れてしまう前に受験が終わってしまったのだと想像します

私立中学校に入学して早々に潰れてしまって不登校に陥るお子さまも増えました


特に中学受験をはじめるきっかけが、お母さまの将来不安であったりすると

とても危険だと観測します

お母さまが不安で塾の言いなりで夏期講習、冬期講習などを詰め込み

お子さまが一杯いっぱいで塾の課題をこなし

帰宅しても安心できずに、お母さまが心配と不安を溜め込んでいたら

お子さまが安心する余地がありません

 

中学受験に関して

入塾するのも、志望校が決まるのも、一生懸命に勉強するのも

すべてインセンティブはお母さまの笑顔です

残念ですが

お父さんは、あんまり役にたちません

お母さまが、元気に明るくお子さまの不安を取り除いてあげてください

学校の先生とカウンセラーさんは言いません

学校の先生

スクールカウンセラーは

ホントの事は

なかなか言えないという話

 

不登校の保護者さまに

学校の先生や

スクールカウンセラーさんは

 

ご家庭に要望したい事

改善してほしい事を

ストレートに言えませんし

言いません

という話をしました

 

例えば

過干渉でお子さまが

自尊心を失い

不安を抱えている状況を

先生やカウンセラーは

気づいているとして

例えば面談で

お母さまのせいで

お子さまが挙動不審です

と言ったら

100%激昂されます

だから

立場のある

カウンセラーさんは

やんわり話すのです

 

エネルギーが溜まるまで待ちましょう

もう少し経過観察をしましょう

などは

典型的なアドバイスです

 

過干渉って

なんでしょうか?

と考えたら原因は不安です

 

不安を解消すれば良いのです

お子さまを

大人だと尊重して

任せて

手を離せば良いのです

 

手を離すのが怖いのかもしれませんが

はじめての挑戦は

どんなことだって体感がないから

怖いのです

 

気楽になるために

手を離しましょう

 

最初の一歩

少しだけ手を離せれば良い結果が生まれます

その繰り返しです

 







最速で卒業する不登校

保護者も驚きと混乱に直面します

子供は学校へ行かない理由を言語化できず

親子関係が緊張します

 

この段階で大切なのは

従来の生活パターンや考え方を捨てて

対等なコミュニケーションを築くことです

 

無理に登校させることは避け

親子で楽しみながら明るく話せる環境が大切です

 

親子が一緒に遊び、外出し

共通の言語や興味を見つけて尊重し合うことが重要です

 

お子さまのストレスを減少させて対等なコミュニケーションを促進する努力が必要です

親子間の明るい対話を促進するための環境作りに注力しましょう


不登校の克服には

親子の絆とメンターの存在が不可欠です

親子関係の中で

子供に対する許可と承認が

新たな一歩を踏み出すための鍵です

そして

メンター役としての存在は子供が成長し

自分自身を発見するきっかけをつくります


子どもは自分自身を表現し行動するためには

許可が必要です

親の心配や不安が許可を奪う場合が多々あります

子供を抑えつけてしまっている場合もあります

心配と不安を打ち消すことが最も重要です


不登校の子どもへ

メンターは新しい視点や考え方を示します

第一歩を踏み出す背中を押してくれます

メンターのはたらきかけにより

自己発見に繋がり

やってみたい事に挑戦をはじめらえたら

不登校は卒業です


 





 
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